学び続け、挑戦し続ける。 高木さんのヒュープロでのキャリア【後編】

高木さん3

営業からエンジニアへ —— 未経験からの挑戦は決して容易なものではありませんでした。

後編では、高木さんが実際に直面した壁やそこから得た学び、チームでの役割と影響、さらに 「 技術 × ビジネス 」 で描く未来と人生観、そして読者へのメッセージを紹介します。

前編はこちらから

未経験からの成長実感、エンジニア1年目のリアル

未経験からエンジニアに転身して1年。

「 やってよかった 」 と心から思える毎日だと語ります。

「 昨日できなかったことが今日できるようになり、1週間前に理解できなかったことが理解できるようになる。その積み重ねが嬉しいですね 」

最初の3か月は特に学習に注力したという高木さん。検索やAIを駆使し、レビューを受けて修正を繰り返すことで着実に力をつけていきました。

先輩なら数分で終わる作業に丸一日かかることもあり、自分の未熟さに打ちのめされる場面も多々ありました。

それでも 「 分からないことを一つずつ減らすしかない 」 と都度気持ちを切り替え、前に進んできました。

「 エンジニアは常に学び続けなければ置いていかれる仕事。だから今も朝の時間を活用して、コードだけでなくネットワークやコンピュータの仕組み、Webの基礎構造といった土台を勉強しています 」

不安を超えて挑戦したからこそ得られる 「 成長の実感 」
それこそが高木さんがエンジニアになってから感じているやりがいの1つです。

営業経験を活かしたエンジニアリングとチームでの役割

現在、高木さんは開発部に所属し、大きく分けて二つの業務を担当しています。

ひとつは既存サイトを 「 Rails 」 から 「 Next.js 」 へとリプレイスする大規模なプロジェクト。
もうひとつは、新サービス 「 ヒュープロダイレクト 」 の新規機能開発です。

いずれも事業に直結する重要なミッションであり、未経験からわずか1年ながら責任ある役割を担っています。

そんな中で高木さんが発揮している強みは 「 営業経験を活かした現場視点 」 です。

「 営業時代に学んだのは、顧客や求職者様の課題を深く理解する力でした。その経験をエンジニアリングに持ち込むことで、ただ機能をつくるのではなく“現場で本当に役立つかどうか”を常に意識しています 」

実際に営業経験が活きた事例として、高木さんは二つのエピソードを挙げます。

ひとつはユーザー視点の開発。
営業部にいた頃はSFA( 注:営業担当が使う管理画面を、社内でこう呼んでいます。)を利用する立場だったため、現場で 「 どこに時間がかかるのか 」 「 どこに不便があるのか 」 を具体的に理解できていました。

その経験は、開発部に異動してからも大きな武器になっています。
たとえば求職者向けのテンプレートメール機能では、営業時代に 「 使いたいテンプレートを探すのが面倒だ 」 と常に感じていた課題を思い出し、 「 ピン留めボタン 」 を実装しました。

アイコンや文言にも工夫を凝らし、誰が使っても迷わない設計にしたことで、ユーザーにとって本当に便利な機能として重宝されており、テンプレートを探す時間が半分以下に削減されました。

もうひとつはヒアリング力と準備力です。
営業部時代、採用ブランディングや採用コンサルといった無形商材を提案する中で、 「 相手が言語化できていない課題を聞き出す力 」 や 「 事前準備の徹底 」 が鍛えられました。

そのスキルは今、要件定義のフェーズで特に活きています。ユーザーから 「 なんとなく使いづらい 」 としか表現できない要望を受けても、深掘りして本質的な課題を引き出し、事前に論点や資料を整理して持ち込むことで、スムーズに議論を進められています。

また、エンジニアとして心掛けているのは 「 読みやすいコードを書くこと 」

特に命名には強いこだわりがあり、単数・複数や能動・受動の正確な使い分けを徹底。誰が読んでもすぐに理解でき、将来的にも保守性の高いコードを意識しています。

「 コードは一人で完結するものではなく、チーム全体で扱うもの。だからこそ、誰が読んでもすぐに理解でき、将来的にも保守性が高い状態を保つことを大事にしています 」

さらに、ヒュープロの開発チームには個性豊かで頼りになるメンバーが揃っており、日々刺激を受けながら仕事に取り組んでいると語ります。

まず堀江さんについては、 「 圧倒的な知識量と頭の回転の速さを兼ね備えています。自分が一日中悩んでいたことも、堀江さんに相談すると数分で解決してしまう。自分も、もっと学ばなければと強く刺激を受けます。困ったときには必ず助けてくれる存在であり、安心感と同時に成長意欲をかき立ててくれる存在です 」 と話します。

長倉さんについては 「 人当たりが柔らかく、チーム全体を和ませる雰囲気を持ちながらも、議論が始まると瞬時に的確な提案をしてくれる頭脳明晰さが光ります。入社当初に一緒にペアプログラミングをしたとき、その洞察力とコードに対する理解の深さに衝撃を受けました。自分が気づけなかった視点を的確に示してくれるので、学びの多い存在です 」 と語ります。

そして木住野さんについては、 「 知識が幅広く、技術的にも安定感があります。詰まったときに相談すると、必ず丁寧に教えてくださるので本当に心強いです。単に答えを教えるのではなく、自分が理解できるレベルまで噛み砕いて説明してくださる。 そのたびに『なるほど』と腹落ちし、次からは自分の力で進めるようになる。まさに伴走してくれる存在です 」 と表現しました。

このように、強みもスタイルも異なるメンバーに囲まれて働くことで、自分の未熟さを痛感する場面も多いといいます。
しかし同時に、その環境こそが高木さんにとって成長の原動力になっています。

「 レベルの高い仲間と働くからこそ、自分も学び続けなければいけないと実感します。刺激と成長の機会を与えてくれる環境だと感じています 」

苦労を成長に —— 学び続けるエンジニアとしての歩み

未経験からのスタートだったからこそ、経験者との差を痛感する場面は数多くありました。

数分で解決できる作業に丸一日を費やしてしまうこともあり、同じエラーに何時間も向き合い続けることもありました。その時間は大きな負担でしたが、高木さんにとっては 「 学びと成長の種 」 でもあったといいます。

「 一度で理解できないからこそ、自分なりに整理して言語化しないと前に進めない。苦労はしましたが、その分、理解の定着は深かったと思います 」

結果として、高木さんが最も成長を実感しているのは、技術的なスキルだけにとどまりません。

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エラーを解決する過程で 「 なぜこの方法を選んだのか 」 「 なぜこの実装が最適なのか 」 を自分の言葉で説明する力が磨かれていったのです。

例えば、先輩に質問するときには 「 エラーが出ました 」 だけでは通用しません。

原因を仮説立てして整理し、試した方法とその結果を順序立てて伝え、さらに 「 自分はこう考えたが正しいのか 」 という問いを添える必要があります。

この繰り返しが、自然と 「 物事を構造的に整理し、要点をロジカルに説明する力 」 を鍛えていきました。

「 エンジニアはコードを書くことが仕事のすべてではありません。背景や意図を正しく共有し、チームに理解してもらうことも大切。その力を磨けたことに、自分自身大きな成長を感じています 」

高木さんにとって、未経験から挑戦した苦労は 「 遠回り 」 ではなく、 「 成長を加速させるプロセス 」 だったのです。

「技術×ビジネス」で未来を創る —— 高木さんのビジョン

高木さんが描く将来像は、「 技術を基盤に新しい事業を生み出す人 」 です。

「 エンジニアとして技術を高めるのは当然大事です。ただ、私自身が本当にやりたいのは、技術そのものを極めることよりも、そこで培った知識や経験を手段にして社会に新しい価値を生み出すこと。技術を自分の中で完結させるのではなく、ビジネスやサービスの形に落とし込み、誰かの役に立つものをつくりたいんです 」

だからこそ今は、将来の土台をつくる時期だと考えています。

コードの書き方やフレームワークの知識にとどまらず、ネットワークやコンピュータの仕組み、Webの構造といった基礎領域を体系的に学び、理解を深めることに力を注いでいます。

さらに、新しい技術や考え方にも積極的に触れ、試行錯誤を繰り返しながら自分のものにする。その積み重ねが、将来の挑戦の幅を大きく広げてくれると信じています。

「 エンジニアは “ 学びを止めた瞬間に置いていかれる職種 ” だと思っています。だからこそ “ 学び続け、挑戦し続ける姿勢 ” を何より大切にしたい。 」

安定よりも挑戦を選び、未知の領域に飛び込んだ経験があるからこそ、高木さんのビジョンには力強さがあります。
その視線の先には、技術とビジネスをつなぎ、新しい事業を生み出していく未来が広がっています。

「夢中」が導くキャリアと人生観

高木さんのプライベートを彩っているキーワードは 「 好奇心 」 と 「 夢中 」 です。

サウナや銭湯で心身を整えたり、登山で自然と触れ合ったり、古着屋巡りや旅行で新しい発見を楽しんだりと、その関心は幅広く広がっています。

一度興味を持つと深くのめり込むタイプで、過去にはスケボーやスノーボード、ゴルフといったスポーツにも次々と挑戦してきました。

中華鍋を手に入れたときには、毎日スパイスカレーを作り続けるほど料理に夢中になったこともあるそうです。

最近では、高円寺の阿波踊りに踊り手として参加するという夢を叶えました。

高木さん5 ↑ 高木さんの阿波踊りを見に、会社の人が大勢駆けつけてくれたそう。

観客として初めて目にしたときの衝撃から数年、地元の 「 連 」 に入って毎週練習を重ね、数万人の観客の前で踊る日を迎えたといいます。

その高揚感と一体感は、日常の仕事では味わえない特別な体験であり、「 やってみたい 」 と思った気持ちを行動に移したからこそ得られた喜びでした。

こうした経験を通じて高木さんが大切にしているのは、 「 まずやってみる 」 という価値観です。

「 新しい経験や出会いを重ね、感情を揺さぶられる瞬間を大切にする 」 —— これが高木さんの人生観。

その価値観は、そのままキャリア選択にもつながっています。

未経験からエンジニアに挑戦するという決断も、「 やってみたい 」 「 夢中になれるかもしれない 」 という直感を信じて踏み出したからこそ。

結果として、学び続ける喜びや、自分の成長を実感できる充実した毎日に出会うことができました。
挑戦を恐れず、夢中で取り組む。その生き方が、高木さんを営業からエンジニアへと導き、今のキャリアを形づくっているのです。

読者へのメッセージ

「 挑戦してみること 」 —— 高木さんが一貫して大切にしてきた姿勢です。

営業からエンジニアへの転身も、多くの趣味への取り組みも、出発点はいつも 「 やってみよう 」 という小さな一歩でした。

「 新しいことを始めるとき、不安や迷いは必ずあります。私自身、28歳で未経験からエンジニアになると決めたときは、正直不安でした。でも、あのとき一歩を踏み出したからこそ、今の自分があります 」

挑戦すれば必ず壁にぶつかります。

それでも、その過程で得られる経験や学びは成長へとつながります。

「 やってみて合うか合わないかは後から分かるもの。大事なのはまず挑戦してみること。挑戦しなければ、自分の可能性は広がりません。少しでも興味があるなら、ぜひ一歩を踏み出してほしい。その努力は必ず力になります。 」

最後に

高木さんのインタビューを通して見えてきたのは、「安定を捨てても挑戦を選びたい」という強い意思、そして学び続けることで確実に成長していける環境がヒュープロにはあるということです。

泥臭い努力を積み重ね、エンジニアへとキャリアを切り拓いた高木さん。

その姿は、まさに「挑戦を楽しむ人材」が集まるヒュープロ開発部を象徴しています。こうした仲間が日々活躍するヒュープロの開発部で、次に挑戦するのはあなたかもしれません。

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