「 自分が ” 面白い ” と感じる気持ちに素直に従って、行動してきました。 」そう語るのは、2024年11月にヒュープロへ入社した開発部 エンジニア・長倉さんです。
クラフトビール専門店での正社員勤務を経て、エンジニアとしてIT業界へ飛び込んだ異色のキャリアを歩み、現在は、ヒュープロダイレクトや管理画面の刷新といったプロダクトの開発に第一線で取り組んでいます。
その時々で、自分の「 面白い 」「 やってみたい 」という気持ちに正直に行動してきたと語る長倉さん。クラフトビールとの出会い、飲食業での仕事、ITとの再会。すべての経験が「 今 」に繋がり、自らの価値観や働き方を形作ってきました。
時代に求められるスペシャリスト像に縛られず、自分らしいリズムで成長を続ける一人のエンジニアの物語をご紹介します。
「 お酒が好きでよく飲みます。コンビニでたまたま買ったクラフトビールがすごく美味しくて。そこから調べてみたら実店舗があると知って、“ ここで働いてみたい ” と思ったのがきっかけです 」と、千葉大学の学生だった当時を語ります。
「興味の赴くままに面接を受け、採用されて実際に店舗でアルバイトとして働くことになりました。 注文に応じて何十種類ものビールを注いだり、アルバイト仲間と合間に軽く雑談をしたり、楽しく充実していました。 」
その後、ご家庭の事情で大学を中退し、そのまま正社員として店舗運営に携わります。ビール注ぎにとどまらず、接客・棚卸し・売上管理といった幅広い業務を約5年にわたり経験しました。
特に近隣の飲食店を調査し、自店舗でどんなビールを販売すればお客さんに喜んでいただけるか、を皆で話し合った時間にやりがいを感じたと語ります。
飲食業特有の不規則な勤務体系の中で、体力と粘り強さ、そしてチームで成果を出すために必要な協調性を身につけていきました。クラフトビールという「 好き 」から始まった仕事で、責任とやりがいを感じながらも、次第にエンジニアとしてのキャリアを求めるようになります。
実務は未経験からの挑戦でしたが、研修制度の整った会社に採用が決まり、主に Java や COBOL を用いたバックエンド開発に従事します。
「 最初の 3 〜 4 カ月はとにかくコードを書いて練習をしていました。でも実務として一人前になるには、半年から 1 年かかると感じました。 」
特に M&A に伴う物流システムの移行プロジェクトでは、要件定義から詳細設計、実装、結合テストまで幅広い工程を担当しました。14 〜 15 人規模のチームで大手物流会社の業務システムに携わり、ドメイン理解の大切さと設計力を養いました。
6年ほど勤め、責任ある仕事を任されるようになる一方、短い期間でプロジェクトが変わり深くプロダクトに関与できないもどかしさが芽生えてきます。やがて「 一つのプロダクトに長く関わりたい 」という強い想いとなり、自社開発企業への転職を決意します。
山本社長との面接ではクラフトビール談義で盛り上がり、その強いパワーに圧倒されたと語ります。
「 最終的な決め手は、オフィスツアーでした。実際にオフィスを見学させてもらい、一緒に働く人たち皆さんの人柄の良さや風通しの良さ、活気を肌で感じて、ここなら楽しく働けそうだと思いました。 」
入社後は主に、新規立ち上げ中のプロダクト(ヒュープロダイレクト)の開発を担当しています。
「 フロントエンドは、ほぼ経験がなかったので、HTML と CSS からキャッチアップをしました。簡単な画面デザインから任せていただき、実践を通して HTML 構造や、CSS の基礎を学びました。また、いわゆるモダンなフロントエンドフレームワークを触った経験はなかったので、Next.js や React もゼロから公式ドキュメントなどを読み漁りインプットに努めました。 」
「 バックエンドは前職でJavaを用いたコーディング経験がありました。しかし、ヒュープロは TypeScript やServer Actionを利用してバックエンドも一気通貫で書いているため、そこも慣れが必要でした。 」
入社してからは、これまでと異なるフレームワークやアーキテクチャを理解することに努めている様子。
「 App Router や Server Action などモダンな技術を使って、世に出るアプリを作れるのは、とても面白いですね。入社から半年が経ち、士業・管理部門のドメインに対する知識も徐々についてきたので、いずれは自分発信で機能開発もしていきたいです。 」と語ります。
新しい環境と技術に適応しながら、主体的に開発へ関わる姿勢を少しずつ確立しつつあります。
長倉さんは、チームではナヨッシーという愛称で親しまれています。
↓gihtubのアイコンは、黄色のヨッシー。お茶目さが伝わります。
また、長倉さんに、どんな人と一緒に働いているか聞いてみました。
「 自分とほぼ同じタイミングで開発部に入ってきたエンジニアの高木さんがいます。彼は真面目で、とても勉強熱心。プルリクエストを丁寧に記述したり、コードに添えてあるコメントは気が利いていて的確です。また、高木さんのコードを読むと、“ こう書くんだ ”って新しい発見があります。自分の癖とは違う書き方を見るのが面白いですね 。」
「 あと、高木さんは元々ヒュープロで営業をしていた経験もあるので、ユーザーがどのようにプロダクトを使うのかを、解像度高くイメージができているんですよ。自分にはまだまだ養えていない視点なので、すごく参考になります 」と語ります。
開発をする中で、相談ごとや困りごとがあったら自ら相互レビューやモブプロに誘って、自然と知識共有が生まれており、チーム内での仕事はとても進めやすいそう。
開発部にとどまらず、他の部署との関わりはありますか?という質問に対しては、
「 3ヶ月に 1 度のペースで、オープン会というのが開かれます。参加任意の飲み会なのですが、話したことない人とも自然に話せるので、自分はああいう場は好きですね。開発部以外の人とも交流できてありがたいです。 」と話し、積極的に参加している模様です。
組織の垣根を超えたコミュニケーションが、風通しの良い社風と、業務理解の深化に繋がっています。
業務後や週末は、趣味であるPCゲームやゲーム実況動画の視聴に没頭しています。ゲーミング環境にはこだわりがあり、反応速度や打鍵感を追求した高性能キーボードやモニターを愛用しています。
↓キーボードへの投資は惜しまない、とのこと。最近愛用しているのは「NuPhy Air60 HE」
「 戦略性だけでもない、反射神経だけでもない、その両方が揃わないと勝てないんですよ。チームで連携をとりながらプレイするのが醍醐味です。 」
「 0.1秒の判断が勝敗を分ける 」と語る彼のプレイスタイルには、エンジニアとしてのロジカルな思考と瞬時の判断力が生きています(?)」
ゲーム関連以外にも、土日をアクティブに過ごす長倉さん。
「 フットサルや、サウナも趣味です。高校時代の友達とプレイすることもありますし、あとは、ヒュープロでもフットサル部やサウナ部があるので、よく顔を出しています。 」
長倉さんのキャリアには、一貫して「 好き 」「 興味 」を軸に行動する姿勢が見て取れます。飲食業から IT 業界、そして現在のヒュープロでの業務へとつながる一つひとつの選択は、決して偶然ではなく、自分の内なる動機と正直に向き合った結果です。
ヒュープロにおいても、丁寧にプロダクトと向き合い、チームの中で刺激を受け合いながら、一歩ずつステップを踏んでいます。これからは技術面だけでなく、提案や企画といった領域にも挑戦していきたいという意欲も滲みます。
その人懐っこさと真面目さが周囲を和ませ、チームに欠かせない存在になっている長倉さん。彼の成長の物語は、まだ始まったばかりです。
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