【 後編 】 “ 誰かの困りごと ” が原動力 調べて、直して、仕組みを変える。木住野さんの仕事観

社員ブログ#4-3

——エンジニア木住野さんが語る“ヒュープロで働く”ということ

※本記事は前後編の後編です。( 前編はこちらから
前編では、木住野さんがエンジニアとして歩み始めた原点から、キャリアの転機、そしてヒュープロとの出会いまでを紹介しました。

後編となる今回は、入社後1ヶ月のリアルなエピソードやチームでの関わり方、そして現在の環境をどう楽しみ、変えていくのかに迫ります。

さらに、軽トラ旅というユニークな趣味と仕事観の意外な共通点、そしてヒュープロで目指す未来についても語っていただきました。

“ 誰かの困りごと ” を力強く解決し続ける、木住野さんの現在地とこれからをお届けします。

1. 入社後の1ヶ月と社内での関わり

入社して最初の1ヶ月、木住野さんは「 まずは環境に馴染むこと 」を大切にしています。前職がフルリモートだったため、出社ベースの働き方そのものが久しぶりだったという。

「 最初は慣れるため、上司の堀江さんからタスクを噛み砕いて渡してもらって、それをこなしていく感じでした。でも、言われたことをただやるのではなく、“ ここはもっとこうした方が良いんじゃないか? ” という視点は常に持っていました。 」 社員ブログ#4-3 提案の姿勢は、入社直後から随所に見られました。
とくに印象的だったのは、入社してすぐのタイミングにも関わらず、勉強会の発表役を自ら買って出たことです。

「 ちょうど勉強会での発表担当の方が欠席をされたタイミングで、 “ 僕がやってみます! ” と引き継ぎました。前職で顧客向けに多くプレゼンテーションをしていた経験を活かせましたね。 “ こうしたらもっと良くなる ” という視点で、テスタブルなコードの書き方を自分なりにまとめて共有しました。 」

それは、入社初日に堀江から “ チームのために動ける人 ” として期待されていた振る舞いそのものでした。木住野さん自身も、「 まずは環境に馴染むことを優先しながらも、提案し続けていた1ヶ月だった 」と振り返ります。

また、開発チームの雰囲気について聞くと、「 とにかく人に対するストレスがない 」と回答が返ってきました。
「 上司の方々は本当に相談しやすいです。もちろん忙しいタイミングはあるけど、そういう時でも “ ちゃんと耳を傾けてくれる ” という信頼感がある。僕の中では、僭越ながら、もう “ 上司として100億点 ” ですね( 笑 )。」

さらに、同僚との関係性については以下のような回答が返ってきました。
「 高木さんのような “ ほぼ未経験 ” からスタートされた方でも、すごく飲み込みが早くて。高木さんは明るいし、成長意欲もすごくて、技術的な差は今はあっても、そのギャップはすぐに埋まると思って本当に焦っています。 」

自分の技術力を誇るのではなく、仲間の成長をリスペクトする姿勢も、木住野さんの特徴の一つであり、そうした日々のやり取りから、自然とチームの中での居場所を築いていきました。

「 “ この環境でどう価値を出せるか? ” という視点は、ずっと持ち続けていました。
与えられた業務をこなすだけでなく、自分から提案して、改善していく。そうやって信頼が築けていくのが、とても楽しいです。 」

2. 木住野さんが考える “ ヒュープロに合う人 ”

木住野さんは、自身が感じているヒュープロでのやりがいを振り返り、「 どんな人がこの会社にフィットするか 」についても明確な考えを持っています。

「 ヒュープロって、まだまだ整っていないことも多い環境なんです。でも、僕はそれがすごく面白いと思っていて。決まったやり方があるわけじゃないからこそ、自分の工夫や提案がそのまま活きる場面が多いです。 」

だからこそ、「 すでに完成された仕組みの中で働きたい 」というタイプよりも、「 ゼロから何かを生み出すことが好きな人 」「 まだ整っていないことにワクワクできる人 」が向いていると感じています。

「 たとえば “ これが正解だから、これだけやってればいい ” という働き方をしたい人にとっては、正直、大変かもしれません。でも、 “ これが足りてないからやってみよう ”とか、 “ このやり方どう? ” って自分で提案して形にしていける人にとっては、ものすごく楽しい環境だと思います。 」

さらに、「 自ら手を動かして改善する 」だけではなく、「 周囲を巻き込みながら一緒により良い方法を模索していける 」ことも、ヒュープロのエンジニアの魅力です。

「 結局、チームって一人では成り立たないので、 “ 誰かと一緒に動いていく ” っていう前提が必要なんですよね。だから、技術だけじゃなくて、周囲と円滑にやり取りする力とか、自分の考えをちゃんと伝える力も求められる。僕自身も、そこはこれからもっと伸ばしていきたい部分です。 」

エンジニアとしての経験を活かしながら、環境の未整備さえも前向きに楽しむことを大切にしています。その姿勢は、まさに“変化を価値に変える人”であることを体現しています。

「 完成されたレールの上を走るより、 “ 線路をどう敷くか ” を考えることにやりがいを感じる人には、すごく合う会社です。まだまだ整える余地があるからこそ、自分が関わることで全体が変わっていきます。そのダイナミズムを楽しめる人と、これから一緒に働けたら嬉しいです。 」

3. 木住野さんが仕事で大切にしている価値観

「 仕事をするうえで、何を大切にしていますか? 」という問いに対し、木住野さんから迷いなく以下の答えが返ってきました。

「 どうすれば、もっと良くなるかを考えること 」

それは単なる改善意識ではなく、自らの仕事に誇りを持つための、いわば “ 生き方の姿勢 ”でもあります。
「 “ これ、ダメだね ” って指摘するのは、誰にでもできます。でも、それだけだとただの感想になるので、『 なぜダメなのか? 』を考えて、『 どうすれば良くなるのか? 』を言語化します。そうして初めて建設的な意見になると思っています。」

“ 指摘 ”では終わらず、“ 提案 ”まで持っていくこと。

そのアウトプットができて、ようやく木住野さんは自身の仕事に誇りを持てるのだと言います。
「 僕にとって、 “ エンジニアであること ” は、ただコードを書く人になることではないんです。業務を本質的に良くするにはどうすればいいか、ユーザーの体験をどうすれば豊かにできるか、もっと広く物事を考えることが求められていると感じています。 」

そのため、興味の対象は技術にとどまらず、マーケティングやUX、さらには経営にまで及びます。ユーザーの視点、事業としてのインパクト、そういった“その先”を常に意識する姿勢が、木住野さんの仕事観の核になっています。

「 課題が見つかったとき、『 これは誰かがやるだろう 』じゃなくて、『 自分だったらどうするか 』を考えます。たとえそれが自分の担当外だったとしても、見て見ぬふりはしたくないんです。だって、それが “ 良くなる余地 ” だから。 」

この姿勢は、日々の改善提案にも自然とつながっていきます。たとえば社内で「 こうすればもっと使いやすくなるかもしれない 」と思ったことがあれば、すぐに共有し、必要があれば実装にも手を動かします。入社1ヶ月とは思えないスピード感での提案力・実行力の裏には、“ より良くしたい ” という純粋な気持ちがあるからです。

「 “ 納得感 ” をすごく大切にしています。自分のやっていることに、自分自身が納得できるかどうか。それが仕事に向き合う軸になっています。」

周囲の期待に応えるだけでなく、自分が自分に誇れる仕事をしたい。その想いが、木住野さんの言葉の端々に滲んでいました。

4. 軽トラで旅する理由 〜 無計画の中にある自由 〜

社員ブログ#4-4 一見、エンジニアとは関係のない趣味のように思える “ 軽トラ旅 ” 。しかし、木住野さんにとってはこの旅が、エンジニアとしての姿勢にもつながる重要な “ 原体験 ” であり、“ 生き方 ” だと言います。

「 週末には軽トラに寝袋と少しの荷物を積んで、気が向くままに走り出すんです。目的地は決めていません。ただ、 “ 今の自分がどこに行きたいか ” という感覚だけで旅するんです。 」

西は四国、北は岩手や秋田まで。ルートも日程も決めず、地図すら見ずにハンドルを握ります。疲れたら道の駅や山奥で車中泊し、朝起きたときに見たことのない景色に心を動かされます。そんな旅を、これまで幾度となく繰り返してきました。

「 軽トラって、装備はシンプルだけど、そのぶん自由度が高いんです。狭い道もスイスイ入っていけるし、山道も登れる。とにかく “ どこでも行ける感覚 ” がすごく好きなんですよね。 」

現在の愛車は3台目の軽トラ。冷却水が少し漏れていたり、細かなガタはあるが、それすらも「 旅の相棒 」として愛しています。

旅の中で大切にしているのは、 “ 無計画 ” であることです。これが、木住野さんにとって最大の自由です。

「 予定を立てて、その通りに動く旅もいいとは思うんですけど、僕は “ 今の気持ち ” を大事にしたいタイプなんです。気づいたら山奥にいて、たまたま出会った人と話しています。そんな偶然の連続がすごく面白いんです。 」

このスタイルは、エンジニアとしての問題解決にも通じていると語ります。

「 旅の途中で困ることって、めちゃくちゃあるんですよ。道が崩れてたり、電波がなかったり、泊まる場所がなかったり。でも、その場で考えてなんとかする。それが、仕事でもすごく活きてるなと思うんです。」

軽トラ旅は、単なる趣味ではありません。常に変化に対応し、創意工夫を楽しみながら前に進みます。この姿勢こそが、木住野さんの在り方そのものとなっています。

「 趣味にお金や時間を使うことは、僕にとって “ 娯楽 ” というより “ 生き方 ” なんです。軽トラとパソコンと、ちょっとした開発環境さえあれば、どこでだって自分らしくいられます。それが、僕の理想です。 」

5. ヒュープロでこれから目指すこと

社員ブログ#4-5 入社から1ヶ月が経ち、チームや業務に馴染みつつある木住野さん。これからヒュープロでどのような存在になっていきたいか、その展望を伺いました。

「 まずは、上司の堀江さんの役割を少しずつ巻き取っていきたいと思っています。 “ 自分ができることを引き受けて、組織全体をよりスムーズに回す ” という視点を持って、行動していきたいですね。 」

「 自然と “ じゃあ自分がやろうか ” と動きたくなるんですよね。前職でも未経験のメンバーと一緒に開発を進めていた経験があるので、 “ 今何が詰まってるか ” を察知して、解決策を提案するのが得意なんです。チームの誰かが前に進むきっかけを作れたら嬉しいし、それが自分のやりがいにもつながります。 」

ヒュープロに入社する前、面接や面談を通じて 「 自分が挑戦できる土壌があるか 」 を何度も確認していました。だからこそ今、整いきっていない開発環境にも前向きに取り組めています。

「 自分がこれまで培ってきた知識や経験を、会社全体の成長に活かしていきたいと考えています。 “ まだないもの ” をどうつくるか。そこにこそ、自分がこの会社にいる意味があると思っています。 」

また、チーム内の関係性にも大きな可能性を感じています。
「 本当に、みなさん明るくて話しやすいんです。だからこそ、もっとたくさんの人と関わって、 “ どうすればもっと良くなるか ” を一緒に考えていきたい。それが、これからの自分のテーマでもあります。 」

開発だけにとどまらず、組織や仕組みづくりにまで視野を広げながら、ヒュープロというフィールドで “ 自分にしかできない役割 ” を形にしていこうとしています。

木住野さんの挑戦は、まだ始まったばかりです。

終わりに:" 誰かのために動き続ける " ということ

ヒュープロのエンジニアとして日々向き合う業務の中で、木住野さんが一貫して大切にしているのは、「 誰かの困りごとを解決したい 」という想いです。

子どもの頃から「 壊れたら分解してみる 」ことを自然に楽しみ、人の役に立てたときに感じたあの感動がありました。それが今、仕事としての誇りにつながっています。

まだ整っていないからこそ、自分が整えて良くしていけます。足りないからこそ、自分がいる意味があると感じています。

「 どうすれば、もっと良くできるか 」その問いを胸に、今日も静かに、でも力強く。

木住野さんは、エンジニアとして、一人の “ ヒュープロをつくる人 ” として、歩みを続けています。

前編はこちらから

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