代表の山本玲奈が10月11日(水)に、慶應義塾大学の日吉キャンパスにて講演を行いました。
当日は、様々な学部・学年の「起業をしたいと考えている」約20名の学生の方に、 ご参加いただきました。
山本と同じく、慶應の卒業生である広報担当のソエダも同行しましたので、
「広報担当が”たしかに!”と思った3つのこと」 を皆様にもお届けしたいと思います。
この日山本は、「なぜ学生起業をしたのか、起業まで~起業後の道のり」について、
起業を目指す学生の皆様へ、自身の経験を赤裸々にお伝えしました。
その講義を通して、「なぜ日本で起業家の数が少ないのか?」 という問いへの山本の3つの考えを知ることができました。
世間体や「どこに就職できたか、そして就職後にどうなったか」を気にする
リスクを取りたくない、大手企業至上主義
日本の教育では「起業家育成」の機会が少ない
世間体や「どこに就職できたか、そして就職後にどうなったか」を気にする
日頃、広報担当として、社外の方に山本の話をすると、
「”学生起業をしている女性”って、珍しいよね」とよく言われます。
・社会人を経験した上での起業ではなく、学生のうちに起業している。
・女性である。
・さらに、会社を8年継続させている。
というのは、日本では珍しいのです。
山本は大学4年生の時、「周りの友人は有名な大手企業への就職が決まっている中」で
学生起業という道を選ぶことに葛藤していた、と話をしておりました。
たしかに、私自身も振り返ってみると 大学に入ると当たり前のように就職活動をしていましたし、 無意識に「どこに就職できるか」という周囲の目を気にしていたような気がします。
「就職活動をするのが当たり前という固定概念」「周りと合わせないと…という気持ち」から、家族や親戚・友人の目が気になるという方も多いのではないでしょうか。
学生起業をした時の心境について、山本はこう話していました。
「”何がやりたいか”より、”どこへ行けたか”という日本の大学生の争い。
そしてその後に続く、数千人の”どうなったか”という戦いに勝ち続けないといけないことへの恐怖を感じた。」
この日本特有の文化が「学生起業」をするうえで、乗り越える必要のあるハードルの1つである、と分かりました。
日本特有の文化としてもう一つ、「安定志向」が強いことも挙げられます。
この「大手志向」「安定志向」が起業を選択する上でのハードルの1つになっている、とも山本は話していました。
日本の新しくで創立された企業の生存率は、創業から5年後で15.0%、10年後で6.3%、 20年後では0.3% と言われています。
そのためか、「名前が知られている大手企業に入社すれば安心」という考えの人は、たしかに多いですよね。
しかし山本は、ビジネスコンテスト出場をきっかけに起業することになった時に、
「起業をすることになったので、まずは挑戦してみる。
その後もしダメだったら、その時にまた就職すれば良い。」
と考えて行動に移したそうです。
『自分の手で、日本を世界一の国にしたい。』という想いを実現するために、まず失敗を恐れずリスクをとりチャレンジしてみる、という山本の考えがステキだな、と感じました。
山本によると、「日本は起業するのにすごく良い市場だと思う」 とのこと。
それなのに、「なぜ、日本で起業家の数が少ないのか?」という理由の1つに、 日本の教育では「起業家育成」の機会が少ないことが挙げられるそうです。
「今日のような講義が大学で有るのは、すばらしい!
もっと幼稚舎くらい(慶應では小学校のことを幼稚舎と呼びます)から起業の授業をしたら良いのに!」
とも山本は話をしておりました。
たしかに私自身、自分が受けてきた教育を振り返ってみても、「起業に特化した」授業は無かったなと感じます。
起業に特化した教育の機会が有れば、人生の選択肢が広がる人も多いのではないでしょうか。
当日参加されていた約20名の学生の皆様は、とても意欲的に講義に参加されており、
・起業した方が良いと思う?しない方が良いと思う?
・では、なぜ日本で起業家の数が少ないと思う?
・学生のうちから起業をするか、一回社会人になってから起業をするかどちらが良い?
といった山本からの問いかけにも、積極的に答えてくださいました。
講義終了後には、山本への質問の列も出来ておりました。
熱意にあふれる若い学生の皆様の姿がとても嬉しかったです!
この講義に参加されていた皆様が
日本の①文化、②大手志向、③教育の壁を超えて
将来、起業家として活躍される日が楽しみですね。
そして、この山本の講義の内容が少しでもその手助けになれば、嬉しいです。
・20代に贈る私の創業物語 https://hupro.jp/blog/ceo-20
・辛かった時の話をしよう https://hupro.jp/blog/15
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